「Apple-Style」「新種林檎研究所」をご愛読くださったみなさまへ

この度、両サイトの管理人であり「新種林檎研究所」所長を務めておりました私の父、真田勇が、
去る3月28日に安らかに永眠いたしました。

生前は、父が運営しておりましたサイトをご覧いただき本当にありがとうございました。

父とAppleとの出会いは1990年代に遡ります。
初めて手にしたMacintosh LC575の洗練された世界に魅了され、以来、Appleという企業の創り出すものすべてに深い愛情を寄せていました。

特に、その革新的なデザインには心を奪われ
iMacが登場した際の衝撃は、父にとって特別なものだったようです。

その溢れるAppleへの愛と、尽きることのない探求心が高じて、まだ見ぬ未来のApple製品のデザインを自ら”妄想”し、形にする
「新種林檎研究所」というユニークなサイトを立ち上げました。

それは、父にとってAppleへの究極の愛情表現であり、皆様とその”妄想”を共有する喜びの場でした。

その後、Apple製品に関するブログ記事を集め、紹介するメディア「Apple-Style」を開設。

こちらも多くの皆様にご覧いただき、支えられてきました。

今年2025年3月には、「Apple-Style」は開設20周年を迎えました。

サイトの更新は、亡くなる直前まで父の日常の一部であり、生活の中心であり、情熱そのものでした。

父がこれほどまでにサイト運営に打ち込めたのは、ひとえに、ご愛読くださり、時には温かいコメントを寄せてくださった皆様のおかげです。
改めて、心より深く感謝申し上げます。

父が「新種林檎研究所」で発表してきた、数々の”妄想”プロダクトデザインのデータの一部が残されておりました。
Appleの未来を自由な発想で描いた父のデザインは、私たち家族にとっても、父のユニークな一面を垣間見る宝物のような存在でした。

この父の遺したAppleへの愛の結晶を、期間限定ではありますが、皆様にもう一度ご覧いただければと考え、公開させていただくことにいたしました。

これらのデザインをご覧になりながら、父がいかにAppleを愛し、その未来に心を躍らせていたか、
その人となりを少しでも思い出していただけましたら、家族としてこれほどうれしいことはございません。

長きにわたり、父のサイトを愛してくださり、本当にありがとうございました。


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